懸仏

全身に鍍金が残る十一面観音で、柔らかな輪郭線にうっすらと緑青を纏ったお姿が印象的です。

制作当初に書き加えられたと思われる墨描きの眼や眉は凛々しく、曲線の多い躰の表現と

半眼の慈悲深い眼差しは、現世に生きる我々を坐辺において救済してくれるようです。

シンプルで調和のとれた台座は仏師江口泰觀さんに制作していただきました。

像高さ12.5㎝ 最大幅7.9㎝ 台座高さ17.6㎝ 幅11.8㎝ 室町時代 桐箱付

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