初期伊万里大鉢

まずは見込みの規則正しく描かれた紗綾形(卍崩し)文に視線は引き込まれます。力強い鍔縁や

立ち上がりには二種類の唐草文が濃密に描かれ、当時でも高価だった呉須をふんだんに使います。

やや焼成が未熟で釉薬の動きが見て取れる生掛けの軟らかな肌やまだ朝鮮の残り香を感じさせる

大らかな佇まいからは、有田における初源の磁器生産の初々しさが感じられます。

直径33.7×32.3㎝ 高さ6.5〜7.5㎝ 江戸初期 5㎝のニュウ 桐箱付

詳細、価格はお問い合わせください。