柳蒔絵棗

柳緑花紅(柳はみどり、花はくれない)の言葉は、春の美しい景色をあらわすと共に、

自然の在り様を例え、禅的に「あるがままに」との意味も込められているようです。

垂れ下がる柳の姿を金蒔絵で一面にデフォルメして描いており、その可愛らしさに加え、

経年変化で透けて茶を帯びた黒漆と蒔絵が薄れて現れる朱漆の時代感が嬉しいです。

高さ6.5㎝ 直径6.6㎝ 江戸後期 無銘 無疵 時代箱

お買い上げありがとうございました。