黒漆料紙箱

外見は黒塗りの地味な箱ですが、蓋を開きますと一転、金地に藤の花が咲き乱れる煌びやかな

世界が広がります。公家か武家の女性の持ち物だったのでしょう、上質の金箔紙や顔料を使った

贅沢な彩りと屏風絵を思わせる絢爛さに、日本的美意識の結晶を観ます。

長さ26.5×20.5㎝ 高さ6.0㎝ 江戸中期 外側黒漆修理有 

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