蓮弁

なだらかな曲線を描きながら、肉感的な表現が美しい蓮弁で、はらりと落ちた今現在の姿と

手取りの軽みに残欠の持つ儚さを観ます。その優美さとは反対に、荒い布着せのある黒漆や

細かく彫られたノミ跡は力強く、中世の美意識が凝縮されたような見所の多い残欠であります。

長さ19.0㎝ 巾14.0〜17.0㎝ 高さ2.7〜4.0㎝ 鎌倉時代 修理有 桐箱付

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