小さめのサイズに入角の姿、錆絵と側面の色絵の併用などの特徴を持つものは、乾山晩年、入谷時代

の作になるのではないかという説を乾山展図録では紹介されています。こちらはそれに準ずる作品と

思われ、色香に満ちた錆絵の椿や、賛や側面の型紙刷りの丁寧さに、乾山焼らしい雅な品格を感じます。

参考資料　乾山　幽邃と風雅の世界　MIHO MUSEUM

巾１２.８×１３.０㎝　高さ２.３㎝　江戸中期　極小カケ　桐箱付

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