渡辺清 漁夫図

川の中で網を抱えて魚を探す漁夫、その表情は朗らかで独特のゆるさ可愛さがあります。目線の向こう

には川魚が悠々と泳いでいて、爽やかな紙表具とともに涼しげでほのぼのとした初夏の一風景が

拡がります。絵師は復興大和絵の渡辺清、中廻しに金泥で柳や川魚を描くは浮世絵師森高雅で、

尾張名古屋を代表する二人の絵師のコラボも希少でありがたい掛けものです。

軸装 114.8×52.2㎝ 本紙 29.8×42.4㎝ 江戸後期 時代箱付

お買い上げありがとうございました。