朱漆螺鈿蒔絵茶器

七十二候でいうところの鴻雁北(こうがんきたへかえる)を表す雁と春を象徴する蕨文が

蒔絵、錫、螺鈿を用いて琳派風に描かれています。上品で薄造りの小壺形に少し落ち着いた

朱の地色がいかにも春めいた様子で、たおやかな佇まいに春の訪れへの感謝の気持ちが湧いてきます。

高さ6.6㎝ 口径4.5㎝ 胴径5.7㎝ 江戸中期 口に1㎝のニュウ 桐箱付(書付無し)

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