奥高麗茶碗

「腐っても鯛」という言葉があるように、これだけ金継ぎがされても奥高麗茶碗の持つ

猛々しさは失われていないようです。薄造りで手取りは軽く、腰からの立ち上がりが高い為、

見込みの深さが際立ちます。やわらかな枇杷色の肌は深い表情を見せ、粘り気のある土味に高台周りの

削り跡が実に凛々しく、その強烈な存在感に茶を服しながらもつい見惚れてしまいます。

口径13.1〜13.9㎝ 高さ8.5〜9.0㎝ 桃山時代 金継ぎ 時代箱付

お買い上げありがとうございました。