大徹宗斗 円相

大徳寺430世大徹宗斗(1828年没)の円相であります。たっぷりと墨を吸わせた筆で

描かれた円は太くゆったりとしており懐の深さを感じます。その上ウブ表具が嬉しく

掛けることによって空間が引き締まる禅味あふれる掛物であります。

「◯ 入室者清風 照室者明月 前大徳大徹叟書」 室に入るは清風 室を照らすは明月

意訳/俗世間に交わりを絶っている自分を訪ねてくるのは清風と明月だけである。

状態としては表具や本紙に薄くシミがあるのと円のところが一部切れています。

表具114.5㎝×57.0㎝ 本紙29.3㎝×54.2㎝ 江戸後期 桐箱付

お買い上げありがとうございました。